日本包装技術協会主催の包装管理士講座を修了した包装の専門家（スペシャリスト）が結集した団体です。

関東支部の秋の見学会が、１１月１１日(木）に開催されました。

今回は、２６名が参加し、株式会社　資生堂　鎌倉工場と株式会社　横浜リテラ　本社工場の２ヶ所を見学しました。
最初に午後１時に大船駅に集合し、徒歩で資生堂に向かいました。

★株式会社　資生堂　鎌倉工場　　http://www.shiseido.co.jp/kamakura/html/

工場はクリーンルームになっており、見学者も工場に入る場合も、上履きに履き替え、白衣に着替え、
帽子をかぶった後、白衣の上から集塵機で集塵し、手を洗った後、更にてをアルコール消毒して、
エヤーシャワーを浴びて入室します。
従業員は１０００人でそのうち７００人は女性です。

口紅、乳液、化粧水等の高価で小ロットの商品を製造している為、機械化できない所が多く、
商品充填後の装飾、箱入れ等は、手作業で行われており、沢山の人が働いておりました。

廃棄物は１００％資源として再利用しており、３０種類以上に分別しているとの事、
また、工場の周囲には多くの民家があるため、騒音・臭気にも気を使っているとのことでした。

続いて、２ヶ所目の見学先である、戸塚駅近くの㈱横浜リテラにタクシーで向かいました。

★株式会社　横浜リテラ　本社工場　　　http://www.yokohamalitera.com/

横浜リテラは、創業７７周年の会社であり、印刷紙器、紙袋、包装紙、ポスター、チラシ、カタログ、
会社案内、ＤＭ、新聞、雑誌、書籍類、ビジネスフォーム、帳票類、ラベル、シール、ステッカー類を
製造・販売しているメーカーです。

昨年、２００９年には、本社工場を新設し、業界では前例のない世界トップクラスのクリーン工場、
ＮＡＳＡ３０万クラスを実現しています。

工場内では受注、設計、デザイン、試作、製版、抜き型の製作、印刷、表面加工、品質検査、梱包、発送まで
一拠点一貫生産体制になっております。
自動倉庫、無人フォークリフトやクリーンルーム化を維持する為に、ＵＶ滅菌処理された水を噴霧し、資材の
加工に適切な環境を保っていました。

印刷機でハイスピードのものは６色印刷機で１８，０００枚／時間の速度があるとのことです。

紙器などの抜きかすは、一箇所に集められ、圧縮し１トンの束にして、再生業者が引き取って、
紙の原料として再度使用しているとのことで、リサイクル産業であるとのことです。

国際化にも対応するために、積極的に中国人の研修生も受け入れておりました。

また、ショールームもあり、大手の企業や神奈川県の主な企業の商品が陳列されていました。

その後、戸塚駅に移動し、駅近くの居酒屋「北海道」で、情報交換会を行い、名刺交換や交流を
行いました。今回は４５期生、新しい方も大勢参加し、見学会を盛り上げました。
そして午後８時過ぎに散会しました。

次回は来年の２月です。また、皆様にはご連絡いたしますので、宜しくお願い致します。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(２５期７９番　古平　篤）